2014年春 伝道礼拝へのお招き

 5月の伝道月間のテーマは「道」です。
 日本語でも「道」は、神道、仏道を始め、武道、茶道、華道…といった具合に単なる宗教、スポーツ、芸事とは一線違うのだという響きを持ちます。キリスト教も「〇〇教」と呼ばれているうちはまだまだ「外来宗教」で、「イエス道」とか「○○道」と呼ばれるようになって初めてこの風土に土着するのかもしれません。それでも古くからキリスト教会は、信仰を求めて教会の門を叩く人々を「求道者」と呼んできました。
 聖書の信仰の中でも「道」は大きな意味を持ちます。道も定まらない砂漠地帯で生まれた旧約聖書においても、「すべての道はローマに続く」時代に生まれた新約聖書においても、「道」は特別の意味を持ったキーワードです。しかも聖書の語る「歴史」は循環的な物ではありません。単なる地上の「道」ではなく、救い主を迎える「道」、真理へと至る「道」、永遠の命へと至る「道」として狭い門から始まるものであると聖書は語ります。神の「道」は、「曲がった、しかしまっすぐな道」(ボンヘッファー牧師)なのです。
 今回の伝道礼拝は、障がい者福祉施設「コイノニア」支援員として出発し、牧会者へと導かれ、活躍しておられる佐原繁子先生の歩んで来られた「道」と聖書の語る「道」を重ね合わせながら考えていこうというテーマです。
 「道」の行く先が混迷し、見定まらないこの時代のただ中で、聖書の語る「道」に目を留め、立ちどまって考えてみませんか。

◆5月11日(日) 午前10時30分~12時
荒れ野に道を備えよ 小海基先生(荻窪教会牧師)
◆5月18日(日) 午前10時30分~12時
いのちの道を歩く 佐原繁子先生(日本基督教団教師)
  ◆5月25日(日) 午前10時30分~12時
わたしは道である 龍口奈里子先生(荻窪教会副牧師)

今回のゲスト:佐原(さはら) 繁子(しげこ)日本基督教団教師のご略歴:
2004年ルーテル学院大学神学科卒業、08年日本福音ルーテル神学校終了修了、
同年より障がい者福祉施設「コイノニア」支援員、チャプレンとして勤務。
09年より牧会カウンセラー、認定心理士、10年より阿佐谷恵み伝道所伝道
師として活躍。

以上