秋の伝道礼拝のご案内

荻窪教会では、春と秋に、伝道礼拝として、ゲストスピーカーを招いての礼拝などの企画を行っております。キリスト教にこれまで触れたご経験のない方でも、お気軽にお立ち寄りください。

10月の伝道礼拝の概要は以下のとおりです。

<2013年秋の伝道礼拝趣旨説明>

10月の伝道月間のテーマは「歴史」です。

聖書の信仰は「歴史」を土台に生まれています。はるか昔の神話の世界などではなく、私たちが息づく「歴史」のただ中で神の出来事が介入してきます。永遠と時間がクロスするところで救いの出来事が起こったことを語ります。「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕しもべの身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。」(フィリピ2:6~8)という「受肉」の出来事は、わたしたちの「歴史」のただ中で具体的に起こったのです。しかも聖書の語る「歴史」は循環的な物ではありません。はじめがあり、終わりがある、繰り返されることのない、ただ一回限りの一直線の歴史に、祈りに応えて神様が介入されるという物です。それは「運命」とか「宿命」といった私たちにはどうすることもできない縛りを意味せず、希望を意味します。私たち限られた生を生きるしかない人間が、この「歴史」という時間を超えた視点を持つということこそ、神の救いの視点を知る事であり、どんなこの世の現実によっても奪われたり押しつぶされたりすることの出来ない希望の視点を持つことなのです。

今回は宗教改革の故郷であるスイスで長く働かれ、現在東中野教会牧師として活躍しておられる鈴木重正先生をお迎えして、私たちの人生に介入してこられる「歴史」を導く神をテーマに、「聖書の語る言葉」に耳を傾けます。

また、特別集会として私たちの教会のメンバーである東大路佳子さんと黒川和枝さんのヴァイオリンとオルガンの演奏会もご期待ください。

「歴史」の行く先が混迷しているように見えるこの時代のただ中で、聖書の語る「行く先と方向」に目をとめて立ちどまってみませんか。

10月13日(日)10:30~ 説教題:「マイ ストーリー」 説教者:東中野教会牧師   鈴木 重正)

【説教者略歴】1948年兵庫県宝塚市生まれ。関西学院大学神学部を卒業後、武庫之荘教会、高槻教会、主恩教会(阪神大震災を経験)を牧し、1995~2001年スイス・プロテスタント教会ウスター教会協力牧師として活躍。帰国後、名古屋中央教会、佐賀教会を経て、現在東中野教会牧師。 この間日本基督教団 部落解放センター委員会書記、スイス委員会委員長、世界宣教委員などを担う。趣味は音楽 木工 写真 ハイキング・野外活動

10月20日(日)10:30~ 説教題:「ヒズ ストーリー」 説教者:荻窪教会副牧師    奈里子)

【説教者略歴】関西学院大学大学院終了後、塚口教会担任教師。1985年~ 東京女子大学キリスト教センター主事として勤務。1992年~ 当荻窪教会副牧師。

 

10月27日(日)10:30~ 説教題:「歴史を導く神」  説教者:荻窪教会牧師・小海 基

【説教者略歴】東北学院大学キリスト教学科、東京神学大学大学院修了、当荻窪教会牧師に就任。1989年~1991年イーデン神学校留学。農村伝道神学校講師。小諸いずみ会理事長。 「こどもさんびか」の作曲、「讃美歌21」編集。著書に「聖餐 イエスのいのちを生きる」(新教出版社 共著)、「牧師とは何か」(日本キリスト教団出版局 共著)などがある。